愛犬の歯みがき習慣への第一歩は、お口に触られることに慣れさせることから始まります。自然にお口を触らせてもらえるように、犬が好む香りや味の歯みがきジェルを用意します。
※動画で使用している商品は旧パッケージです。
愛犬の歯とお口のケアは、大切な健康管理のひとつです。犬は人より歯垢が歯石に変わるスピードが速く、お口の健康課題も多いので、毎日の歯みがき習慣をつけて、口内を清潔に保ちましょう。一気に本格的な歯ブラシケアにチャレンジする必要はありません。まずSTEP1として「口周りを触る」ことから慣らし、少しずつステップアップしていきましょう。
<監修・実演>箱崎 加奈子先生(獣医師・トリマー・ドッグトレーナー)
犬の口周りを触るトレーニングの手順をもう一度見ていきましょう
愛犬の歯みがき習慣への第一歩は、お口に触られることに慣れさせることから始まります。自然にお口を触らせてもらえるように、犬が好む香りや味の歯みがきジェルを用意します。
※動画で使用している商品は旧パッケージです。
犬のお口周りを触る前に、まず、歯みがきジェルを指につけます。
お口周りに触る練習は、犬がリラックスしているときや遊び疲れたとき、眠そうなときなどがチャレンジしやすいタイミングです。
犬に歯みがきジェルをつけた指をなめさせながら練習します。香りや味を覚えてもらえて、お口周りのタッチに慣れやすくなります。
一般に犬はあごの下をなでられるのを好みます。「気持ちいいね〜」とやさしく声をかけながら、あごの下を触ってみましょう。
マズル周りは敏感な箇所で、触られるのを嫌がる犬もいます。顔や口元もやさしく触って慣れさせます。
おとなしく触らせてくれたら、おやつのごほうびをあげます。「いい子だね〜」とホメてあげることも忘れずに。
犬がお口周りを触られるのに慣れてきたら、次は唇をめくって、口の中に指を入れてみましょう。
歯や歯ぐきをやさしくタッチするように触っていきます。嫌がったらすぐにやめてください。少しずつ慣らしていきましょう。
じっと触らせてくれたら、おやつのごほうびと「すごいね〜」とホメてあげます。
一つ課題をクリアするごとに、ごほうびとホメるをくり返し、「口の中を触られること=楽しいこと」と結びつくようにします。
ジェルをつけた指で少しずつ歯をこすってみます。こすりながら、犬の歯や歯肉の状態、歯並びなどを確認してみましょう。
ムリ強いは禁物、嫌がる愛犬には時間をかけてゆっくり慣らしていきましょう。愛犬が遊び疲れているときや眠そうなときなどがおすすめの練習タイミングです。