お客様から寄せられるペットの歯みがきのお悩みにお答えします
歯みがきはいつ頃からはじめたらよいでしょうか？
生後3か月ぐらいから、口周りに触ることからはじめ、次第に唇をめくったり、歯に触られることに慣れさせましょう。慣れたら、シートや歯ブラシを使った歯みがきトーレニングを少しずつはじめ、永久歯の生え変わる生後6・7か月頃には歯みがきができるようにしましょう。
歯みがきをするタイミングはいつがよいでしょうか？
飼い主さんもワンちゃんもリラックスしているときがベストでしょう。歯みがきで特に効果があるのは食後と寝る前です。夜寝る前は、寝ている間に歯垢が増えてしまうスピードを遅くします。
歯みがきは何分ぐらいすればよいでしょうか？
ペットは長時間の歯みがきを嫌がります。時間を決めるよりも、“一つの歯について5回”など歯をみがく回数を決めて行うとよいでしょう。嫌がったら途中でもやめて、時間を空けてから続けましょう。
毎日全部の歯をみがくのが大変。毎日しなければいけませんか？
一度に全部の歯をみがくのではなく、何回かに分けて行ってもよいでしょう。例えば、3～5日で歯垢が歯石に変わるので、右側、左側、前の歯と3日間でみがく方法もあります。1日目は前歯、2日目は右側、3日目は左側など、分けてみがくと3日で全部の歯がみがけます。
歯ブラシでみがくのを嫌がります。
歯ブラシは固いので、口の中へ入れられるのを嫌がることがあります。指の感触が伝わる歯みがきシートやフィンガー歯ブラシなどを使ってみましょう。歯周病があると歯ブラシが触って痛いことがあります。一度口の中を見てみましょう。
歯みがきシートでみがいていますが、歯ブラシも使わなければいけませんか？
シートやガーゼでも歯の表面の歯垢を落とすことはできますが、歯と歯ぐきの間、歯と歯の間、歯の凹んだ部分についた歯垢は落しにくいので、しっかりきれいにするためには歯ブラシを使いましょう。歯周病があると歯ブラシが触って痛いことがあります。一度口の中を見てみましょう。
歯みがきガムを与えていますが、それだけで十分ですか？
歯みがきガムは臼歯などのよく噛む歯では効果がありますが、あまりそしゃくに使わない前歯や犬歯では十分な効果がありません。シートや歯ブラシを使いながら、補助的に歯みがきガムを使いましょう。
自己流で歯みがきをしてます。正しい歯ブラシの使い方を教えてください。
歯ブラシは動かしやすく余分な力がかからないペングリップ方式で持ちましょう。毛先を45°の角度であて、毛先が少ししなる程度の軽い力でみがきましょう。
奥歯がみがきにくいのですが、よい方法はありますか？
唇の端を横に引っ張って、空洞をつくると歯ブラシや指が入れやすくなり、奥までみがきやすくなります。奥の歯は歯ブラシの先を内側に回り込むようにするとみがきやすくなります。
