デリケートな目の周りを傷つけないように、「湿らせたガーゼ」を用意します。
【動画でわかる】猫の目のケアのコツをプロが解説。目ヤニの取り方や失敗しない目薬の差し方も!
よく見かける猫の目ヤニ。少量なら正常な新陳代謝によるもので心配はいりませんが、量や色が異常な場合は病気のサインかもしれません。目ヤニを拭き取るときは、必ず目の状態もチェックしてください。また点眼が必要になったときに備えて、すばやく確実に目薬を差す方法も知っておきましょう。
<監修・実演>箱崎 加奈子先生(獣医師・トリマー・ドッグトレーナー)
まずは動画をチェック
猫の目のケアの手順をもう一度見ていきましょう
目ヤニの取り方
用意するもの
ガーゼを濡らして拭き取る
清潔なガーゼを水で軽く湿らせて、そっと目頭にあてます。
毛の流れに沿って、目ヤニを拭き取っていきます。強くこすると角膜や皮膚を傷つけかねないので、乾いて固まった目ヤニは湿ったガーゼでふやかしながら、やさしく拭き取りましょう。
拭き取ったら、ガーゼに付いた目ヤニの色をチェックしましょう。黄色や緑色のどろっとした目ヤニの場合は、目の炎症や感染症の可能性があります。
点眼
目薬を差すときは後方から
目薬を差すときは、猫のお尻を自分のお腹にくっつけるように後ろから支えます。正面から向き合うと、猫が怖がるのでNGです。 利き手に目薬を持ち、もう片方の手を猫のあごに添えます。
少し上を向かせ、目薬を持った手の小指で上まぶたをそっと持ち上げて、目薬を落とします。
箱崎先生からのアドバイス
慣れるまでは片眼ずつ時間をおいて愛猫の気持ちが落ち着くのを待ってあげましょう。愛猫の目の状態も一緒にチェックするのを忘れずに。